掌蹠膿疱症はその名の通り手のひらや足の裏に水疱や膿疱(白いウミのようなブツブツ)が出てくる病気です。
扁桃腺の炎症、虫歯、慢性的な副鼻腔炎などの体内の慢性的な細菌感染や、銀歯などによる金属アレルギー、さらには喫煙との関係性が考えられていますがまだはっきりとした病因は解明されておらず発症してから平均3年から7年と慢性に経過する厄介な病気です。
決して他の人にうつしたり感染することはありませんが「手に発疹があるのでお店などでお金を払ったりお釣りをもらったりするときにすごく困ります・・・」とお悩みで受診される方も多いです。
残念ながらまだ根治療法は見つかっていませんが塗り薬を主体に紫外線治療を継続することで症状を緩和させることが可能です。
最近では掌蹠膿疱症に対しても生物製剤が開発されておりかなりよい治療効果を出しています。