円形脱毛症 | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』（アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など）
ある日突然、頭髪やまゆ毛、まつ毛の一部または全体が抜けてしまう病気です。
円形脱毛症は免疫システムが暴走し、免疫細胞が自分の毛根を敵と勘違いして攻撃してしまうことで毛根の破壊が起こり脱毛を生じてしまいます。
近年の研究で円形脱毛症はCCHCR1という遺伝子が原因の一つであることがわかっています。
ストレスで発症することを気にされている方も多いですが一概にストレスと脱毛との関連性は明らかになっていません。
いずれにしても毛髪が抜けることは患者さんにとってストレスを感じることは間違いないでしょう。
発毛部位における免疫システムの暴走が生じているので免疫反応を抑えるステロイド外用剤の塗布が第一選択となります。
また紫外線療法も保険適用かつ推奨度の高い治療法となっており当院でもエキシマランプを使用した円形脱毛症の治療を行っています。
その他の治療として局所免疫療法のひとつであるSADBE療法も行っています（保険適用外）。
この治療法は脱毛部位にごく緩い「かぶれ」を継続的に起こすことで過度の免疫反応を調整してくれる免疫細胞を脱毛部位に誘導し毛根への攻撃を止めさせる治療法です。
急激に進行する脱毛や毛髪のほとんどが脱毛を生じた場合には大学病院などの医療機関で行うステロイドパルス療法も治療の選択肢となります。
