最近はめっきりと寒くなり空気も乾燥してきました。

乾燥肌でお悩みの患者さんが増えています。

保湿剤をしっかりと外用して皮膚の乾燥とそれによる皮膚バリアの破壊を抑えることが重要です。

保湿剤についてはかならず皮膚に水分がしっかりと含まれている状態で外用しましょう!

入浴後すぐに塗る!というのはそういった意味があります。

しかし浴室でしっかり水分を皮膚に補給した状態でも洗面所・脱衣所の空気が乾燥していると

せっかくの水分がどんどんと蒸発してしまうため、いざ保湿剤を塗るという時点で

皮膚の水分がすっからかん、という状況が生じてしまいます。

そこでお勧めの塗り方としてはタオルである程度お湯を拭いたら

「湿度の高い浴室で保湿剤を塗る」もしくは「浴室と脱衣所を開け放って脱衣所の湿度も高めた状態で保湿剤を塗る」

という方法です。

そうすると入浴後のお肌の水分蒸発がかなり抑えられるため保湿剤の効果が十二分に発揮されます。

(お肌がきれいなことで有名な某女性芸人さんも風呂場で保湿剤を塗るという話を聞いたことがありますし

非常に理にかなった保湿方法だと思います!)

 

また保湿剤に関してしばしば耳にするのが

「保湿剤を塗るとかえって痒がって(痒くなって)しまいます・・・(´;ω;`)

というご相談です。

この場合考えられるのは

皮膚の水分が失われてカサカサの状態で保湿剤を塗るというパターン

すでに皮膚の乾燥による湿疹が起きているため保湿剤ですら刺激になって痒くなるというパターンです。

保湿剤はあくまで皮膚の潤った状態を保つために使用するものであり水分は全く含まれていないため

皮膚がカサカサしてしまってから直接塗っても実は全く効果がありません。

それどころかすでに炎症(湿疹)を起こしている事が多く、その場合はステロイド外用剤などを使用して

湿疹を抑えてから使用する必要があります。

もしその日は朝から乾燥注意報が出ている場合にはただ保湿剤を塗るのではなく

ぬるま湯で結構ですので「一度水分を与えてから」保湿剤をすぐに外用しましょう。

 

今回は保湿剤の使用の上でポイントとなることをご説明しました。

これに関連することなのですが、実は1年を通じて非常に多くのご相談を受ける内容が女性の「顔の乾燥」「敏感肌」です。

空気の乾燥していない梅雨の時期や夏場でさえも「顔が乾燥します」「唇が乾燥します」「眼の周りが乾燥します」

というご相談を受けることが非常に多いです。

また春先になると「花粉のアレルギーで顔が痒くなります」「PMなんちゃらのアレルギーで顔が痒くなります」

というご相談が増えてきます。

しかし男性に関してはこういった症状で受診される方はほとんどいらっしゃいません。

不思議と思いませんか?

もし何らかの「アレルギー」によるものであれば、等しくとまではいかなくても男性にも同様の症状が生じる方が増えるはずです。

うすうす気づいていらっしゃる方もいると思いますが原因はやはり・・・。

次回は多くの女性の悩みのタネ、「1年中続く敏感肌・乾燥肌に関して書かせていただくつもりです。