大学病院での勤務医時代、すばらしい師のもとでひたすら臨床と研究に打ち込む日々を続けておりました。
私を皮膚科医として育ててくださった師は
「皮膚は人体最大かつ緻密な免疫システムを備えた偉大な臓器なんだよ」
とおっしゃっていました。
そうです、皮膚は「臓器」です。
脳も肺も胃も心臓も腸という臓器も
すべて皮膚という臓器に守られているためそれらの臓器が本来の役割を安心して果たせているのです。
皮膚の臓器としての役割は
「様々な外部からの侵入者を遮る」
「外部からの侵入者を効率よく排除する」
「体内から外へ出て行って欲しくないものをしっかりと蓄えておく」
と大きく3つに分けられます。
これらのどれかひとつでも不具合が生じると様々な皮膚疾患としてあらわれてきます。
ここ20年での皮膚免疫学の発展は著しいものがありますが、
それには研究手段の発達と、皮膚における「接触皮膚炎反応」の研究がとても大きな役割を果たしてきたところがあります。
いわゆる「かぶれ」の反応ですね。
私も接触皮膚炎一筋ウン十年という師のもとで研究をさせていただいておりました。
この「皮膚の免疫システム」に関しては後日またラクガキでご紹介させていただきます。
さて今回は医局の後輩が米国の著名な研究者の下へ留学するということなので
お祝いをかねてなんと2ページにわたって当時のエピソードをもとにラクガキです!
研究に関しては熱い!暑くるしいほどアツい!けどほんとに良い後輩ですw
*森泉ファンの皆様、スミマセン・・・。似せる事すらできませんでした・・・。