おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
麻疹(はしか)の報告
数年前麻疹患者さんが世界的に増えてきた、という報道があり、ここ最近も日本国内で麻疹患者さんの報告例が上がってきています。
ところで麻疹ってどうった病気なの?ということですが
麻疹はウイルス感染によって生じる感染症のひとつで、非常に感染力の強いウイルスです。
その主な症状としては全身倦怠感を伴った発熱です。麻疹特有の初見として口腔内の発疹(コプリック斑)、体に生じる赤い発疹があります。
特別な治療はなく、高い発熱に対しては解熱薬の投与など症状を軽くする治療を行います。日本国内においては死亡例は非常に少なく、まれに脳炎や肺炎で命を落とされる方がいます。
麻疹の重症化を防ぐためには麻疹ウイルスに対するワクチンが最も有効な手段とされています。
・・・ところでこうして読んでみていかがでしょうか?
そうなんです、いわゆる名前のついた「風邪」なんです。
そして数ある風邪症候群の中でも麻疹、風疹、水痘(みずぼうそう)、インフルエンザなど名前を冠した風邪はそれぞれに対してワクチンが開発されており、ワクチンを接種することで感染しても重症化を防ぐことができる風邪です。
ワクチンの重要な目的はその風邪にかかりにくくするだけでなく、かかっても重症化を防ぐことです。
そしてなにより社会的な観点からみても周囲への拡大を防ぎ、パンデミックを防ぎ、社会活動を維持していくためにもとても重要なものです。
世の中にはワクチンに対する根拠のない誤解や医学的、科学的、論理的に考えても誤った考え方も散見されます。
どんな病気もかかってから治すよりも予防できるに越したことはありません。
最近ではウイルスが原因で発症する一部の癌などもワクチンで予防することが可能になってきました。
もちろんワクチンが100%安全か?と言われればもちろんそれに伴った副反応を生じたり、ごくまれにアレルギー症状で不幸な転機をたどる方がいることも事実です。
その上でワクチンによって得られるメリットをよく考えて自分自身にとって、家族にとって、そして社会全体にとって最善であるのはどちらなのか?をよく考えることが大切です。
もちろん最終的な決断をするのはご自身です。
ちなみに私は医学を学んだ医師として、さらに社会全体の健康を守る公衆衛生上の立場からもワクチン接種を選択する立場です!
それでは本日も健やかな肌で明るい一日を過ごしていきましょう!