手、足がチクチク痛痒い!皮がむける! | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』(アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など)

診療所日記

手、足がチクチク痛痒い!皮がむける!

おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。

それでは本日の診療所日記をお届けいたします。

手、足の皮むけ

これからの季節になると「手や足の皮がむけます。水虫でしょうか?」といったご相談で受診される方が増えていきます。

特に水虫を心配されてこられるのですが、そのほとんどが「汗疱(異汗性湿疹)」という水虫以外の皮膚の変化のことが多いです。

実は手のひら、足の裏には皮膚の他の部位と異なって毛は生えず脂を出す腺もなく汗を出す腺(汗腺)しかありません。

そこから大量の汗が一気に出てこようとすると汗腺が詰まってしまうことで皮膚の中に汗が溜まってしまいます。

汗が皮膚の深いところで詰まると手足の皮膚には赤いブツブツが出てチクチクした痛みや痒みを生じます。

また汗が皮膚の浅いところ、特に表面の角層あたりで詰まると角層の皮膚がはがれて浮いてくるため皮がぽろぽろと剥けたようになってしまいます。

特にこの汗疱という症状は小学校低学年~20歳くらいまでの若い年齢の人や、もともと手足の汗が多い方(多汗症)に多く見られる現象です。

さらに春~梅雨の時期、秋などのいわゆる季節の変わり目に多く見られます。

もちろん中にはカビが生えていて水虫だった、ということもあるため場合によっては皮膚を直接採取して顕微鏡で検査することもあります

お子さんの場合にはウイルス感染、細菌感染に伴って生じることもあったり、まれに川崎病という別の病気によって手足の皮むけが生じることもあるためその他の全身症状がないかどうかも重要な判別ポイントになります。また成人の方において一年中手足の水疱が出ていたりする場合には掌蹠膿疱症というまた別の病気の初期症状だったということもあるためそちらの鑑別も重要になっていきます。

汗疱の治療

特にかゆみなどの不快な症状がなければ特に特別な治療は必要とせず様子観察しておけば徐々に改善していくのですが、チクチクした痛みや強いかゆみを伴う場合には塗り薬を使用して症状を緩和することを行います。また秋から冬場にかけて現れる場合は剥けた皮膚の所から水分が失われやすくなって二次的に手荒れ、あかぎれなどを生じることがあるため保湿剤を処方したりします。

感染症に伴う場合にはそちらの治療を行うことで早期の症状改善にもつながるので場合によっては耳鼻科、小児科への紹介を行うこともあります。

汗疱の場合はほとんど一過性の症状で2週間程度で元に戻ります。中には毎年同じ時期になると現れてくるという方もいらっしゃいますが人にうつしたりすることもないので安心して日常生活を送ってください。

実は私は高校生の時に汗疱を発症し手のひらの皮膚が全部剥けてしまったことがあります(;^ω^) 当時は大変な病気になってしまったのではないか…?友人たちに見られたら嫌がられるのではないか…?と常にポケットに手を入れたまま高校生活を送っていた時があったのですが、今思えばあれこそ汗疱だったんだなぁ、と皮膚科医になってから思い出したということがあります。

もし手足の皮がむけて汗疱なのかそれ以外の別の病気なのか心配、という方もどうぞお気軽にご相談くださいね!

 

それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!

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