おはようございます!よしき皮膚科・形成外科院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
診察室でよく言われることに「中高生の頃はニキビできなかったのに、大人になっていまさらニキビができて・・・」ということがあります。
いわゆる思春期ニキビと大人ニキビ。
実はこの2つ、パッと見はそっくりでも、できる理由も、できやすい場所もまったく違うんです。
「若いころは治りが早かったのに、大人になってから全然治らない…」と落ち込んでしまう方も多いのですが、それは気合や根性(笑)が足りないわけでも肌質が悪くなったわけでもありません。
そもそも別のタイプのニキビだから、治り方も違って当然なんです。
できる場所も原因も別物
- 思春期ニキビ:成長にともなってホルモンの働きが活発になり、皮脂の分泌が一気に増えることが原因です。おでこや鼻まわりのTゾーンにポツポツとできやすいのが特徴です。
- 大人ニキビ:ストレスや睡眠不足、乾燥など生活習慣の乱れが複雑にからみあって起こります。おもに毛穴部分の角化以上により毛穴が詰まることが原因です。特にあご・フェイスラインのUゾーンに、同じ場所で繰り返しできやすいのが厄介なところです。
まずやってほしいこと
年代を問わず、治療の土台になるのは、毛穴のつまりそのものを防ぐお薬(アダパレン・BPO製剤)です。
塗り始めの1ヶ月ほどは、ヒリヒリしたり皮がパサパサむけたりすることがよくあります。ここで「合わない」と諦めてしまう方が本当に多いのですが、塗った後時間をおいてお薬を洗い流したり、保湿ローションを併用しながら頻度を調整して続けていただくのが長く付き合うコツです。
効果を実感できるまで少し時間がかかるお薬なので、「まだ治ってない…」と焦る気持ちもよく分かります。
ですが、ここを乗り越えた患者さんほど、後から「もっと早く続けておけばよかった」とおっしゃることが多い印象です。
当院でも、この基本の外用治療に加えて、なかなか改善しない難治性のニキビにはピーリングやイソトレチノインの内服、クレーターやニキビ跡が気になる方にはレーザー治療もご用意しています。
ひとりで抱え込まず、選択肢としてぜひ知っておいてくださいね。
明日からできることは、まず「自分のニキビがどちらのタイプか」を意識してみること。
そして市販薬や自己流ケアで1〜2ヶ月続けても改善が見えなければ、我慢せずに皮膚科にご相談ください。
それでは本日も健やかな肌で素敵な一日を過ごしていきましょう!