おはようございます、院長です!
昨日に引き続きニキビのお話をお届けいたします。
ニキビ治療には時間がかかる・・・
学生さんの中にはもうすぐ卒業式を控えているかたもいらっしゃいます。
受験勉強でなかなか皮膚科に通院できず、気づいたらニキビケアまで手が回らず
気が付いたら化膿したニキビが増えてしまい、ニキビ後の赤み・傷跡が気になって・・・という方も多いのではないでしょうか?
「卒業式までになんとかニキビ、ニキビ跡をきれいにしたい!」
と慌てて皮膚科を受診される方もチラホラ・・・
なかには
「塗り薬を1週間使ったけどニキビ跡が消えない!」
と涙ながらに受診される方も・・・
残念ですがハッキリ申し上げて「数週間の治療でニキビ跡を薄く目立たなくすることはかなり難しい」です・・・。
ニキビ治療は「定期的にお薬を使用して化膿したニキビをできにくくし、傷跡や赤みをなるべくつくらない」ことが重要です。
ニキビで受診された患者さんに私はよくスポーツに例えてこうお話します。
「陸上スポーツしている人が1週間だけ走りこんでも記録がいきなり上がることは無いのと同じで、
ニキビ治療は日々の積み重ねが数か月後、数年後に効果を発揮していくものです!」
それではニキビ治療についてもう少し詳しくみていきましょう。
ニキビで最も困ることは?
たかがニキビではありません。ニキビはれっきとした皮膚の感染症です。
「化膿したら化膿止めを塗っていればいいや」、と何年も市販のお薬や化膿止めだけで対応していたら
将来的に「消えないニキビ跡」が残ってしまいます!
美容皮膚科的な治療でニキビ跡を薄くすることは可能ですが、
治療効果が実感できるまで数か月~数年かかることが多いです。
ニキビの原因は?
ニキビの原因、一番の始まりは「毛穴のつまり」になります。
毛穴が詰まり、毛穴に皮脂が溜まっていき、そこにニキビ菌が感染することで膿が溜まります。
炎症を頻回に繰り返したところは赤い跡やしこり、凹凸の傷がのこっていきます。
ニキビ治療の基本は?
治療の基本は「毛穴のつまりを常に除去し、化膿したニキビをなるべく作らないこと」にあります。
化膿したときに化膿止めだけ使ったり、化膿していないときに化膿止めを使うことは
ニキビ跡が蓄積されるだけでなく、化膿止めの効かない「耐性菌」を増やすことになってしまいます。
毛穴のつまりを取るお薬として
・エピデュオゲル
・ベピオローション
・ディフェリンゲル
・デュアック(抗生剤があらかじめ含有されているので最大3カ月まで!)
の4つが代表的なものです。
ニキビの重症度、刺激感などによる使いやすさ、妊娠の有無(エピデュオゲル、ディフェリンゲルは妊婦さんは使用できません)
などによって適宜使い分け、常に毛穴のつまりが無い状態を目指していくことになります。
これらのお薬の効果が出てきて毛穴のつまりが取れてきた、と実感できるまでは
毎日連続して外用して最低でも3カ月以上の時間を要するとされています。
それでもなかなかコントロールの難しい場合は?
保険診療による治療は医学的に根拠の認められた非常に素晴らしい治療です。
しかし保険診療による治療を行っていっても数パーセントの患者さんで治療に難渋する患者さんがいるのも事実です。
そういった場合は保険外診療による治療も検討すべきです。
効果の上がらない治療を漫然と継続していっても最終的には「傷跡」「ニキビ跡」を残すことにしかなりません。
当院ではさらに一歩進んだニキビ治療として
・レーザーフェイシャル
・イソトレチノイン製剤の内服による治療
を行っています。
ニキビ跡を将来に残さない!
ニキビ治療の目的は
「化膿したニキビを抗生剤で叩いていく」ではなく
「化膿したニキビができにくいお肌にしていき、将来ニキビ跡を残さない」ことです!
なかなかすぐに目に見えた効果は実感できないかもしれませんが、
日々外用することで将来のお肌に向けた種は着実に育っていきます。
まずは外用治療をしっかりと継続していきましょう!
それでもなかなか効果が出てこない・・・とニキビ、ニキビ跡でお困りの方は
お気軽に受診してくださいね!