【鼻のブツブツ】イチゴ鼻の治療法 | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』(アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など)

診療所日記イチゴ鼻ブツブツ

【鼻のブツブツ】イチゴ鼻の治療法

おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。

それでは本日の診療所日記をお届けいたします。

鼻の黒ずみ、毛穴の開きはどうしたらいい?

毎朝鏡を見るたびに「鼻の毛穴が開いてて黒いブツブツが…」とお悩みの方はいませんか?

まるてイチゴのように見えるため「イチゴ鼻」と呼ばれるお悩みのひとつです。

自宅で洗顔を続けてみても全然よくならない、メイクでも隠せない・・・

今日はそんな「イチゴ鼻」の原因、治療法についてお伝えいたします!

イチゴ鼻の原因

まずイチゴ鼻の原因には大きく3つの要素が考えられます。

  1. 毛穴に詰まった角栓が酸化し黒くなっている。
  2. 毛穴の毛が黒く目立っている
  3. 炎症を繰り返した毛穴周囲の鼻の皮膚が硬く盛り上がって毛穴の一つ一つが大きく開いているように見える。

鼻という臓器を皮膚の組織学レベルで見ると、実は鼻は脂腺と呼ばれる皮脂を作る器官の集まりと言ってもいいくらい脂腺が多く密集しています。

そして皮脂が分泌されるのは毛の生えている毛穴からです。

このように鼻を構成する皮膚の特徴から鼻特有の肌のお悩みが生じます。

イチゴ鼻の治療法

まず毛穴に詰まった角栓が酸化して黒くなっている場合はこの角栓を除去するとスッキリした鼻に見えます。

以前皮膚科学会の中で「自宅でできる鼻の角栓ケア」としてオリーブオイルを鼻に塗って10分ほどしたら軽くそのオリーブオイルをふき取るという方法が紹介されていました。ただ、この方法はごく軽度の角栓は除去されるかもしれませんがしつこい角栓を除去するのはなかなか難しいかもしれません。

そこでお薬を使用した方法としていわゆるニキビ治療薬であるベピオローション・ゲル®、エピデュオゲル®、ディフェリンゲル®といったお薬を継続することでさらに効果的に角栓の除去を行うことができます。これらのお薬は効果が表れるまで最低3カ月以上継続する必要があります。

そんなに待てないよ~、という方については保険外の治療としてイソトレチノイン製剤(アクネトレント®など)の内服を行うという方法もあります。ただし妊婦さんや妊娠を予定されている方などには使えないため、必ず医師の指導の下で内服する必要があります。

その他の方法としてはハイドラフェイシャル、ハイドラパールといった角質を軟らかくする薬剤を塗布しながらマイルドに毛穴の詰まりを除去するという美容皮膚科的施術も効果的とされています。

次に実は毛穴の毛そのものが黒いブツブツの正体だった、という場合にはやはりレーザー脱毛(Gentle Max Pro Plus®など)による脱毛が最も効果的であることは言うまでもありません。

そして鼻に繰り返すニキビ菌が原因のニキビや、場合によっては毛包虫(ニキビダニ)と呼ばれる虫が原因による酒さとそれを繰り返すことで鼻の皮膚がデコボコになってくる鼻瘤と呼ばれる状態になっている方もまれにいます。

こういった方はまず炎症の原因となっている病気の治療をまずは優先して行う必要があります。

もし角栓も無く、鼻の毛も無くて毛穴の開きだけが残っている、という場合には炭酸ガスレーザー(CO2RE®など)やIPL(Nordlys:ノーリス®)を使用した治療も毛穴の開き改善に対して期待できます。

 

このようにイチゴ鼻は原因によって治療法が全く違ってしまいます。

イチゴ鼻の原因をしっかり見極めてからあなたにとって最善の治療を行わない事には全く意味のない治療となってしまいます。

毛穴の毛自体がイチゴ鼻の原因なのに、イソトレチノイン製剤の内服やハイドラフェイシャルといった施術を勧められた、といったケースも現実に見られます。

イチゴ鼻ひとつとっても、皆さんのお肌のお悩みをまずはしっかりと診断できる皮膚科専門医のいる医療機関での治療を強くお勧めいたします!

 

それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!

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