【肉アレルギー】肉が食べられない? | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』(アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など)

診療所日記

【肉アレルギー】肉が食べられない?

おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。

それでは本日の診療所日記をお届けいたします。

大好きなのに食べられないかも

昨日は年に1回行われる猟師仲間のバーべーキューがありました。

私の所属している猟友会の支部の皆さんはイノシシやシカなどによる農業被害への対策で日々頑張っていらっしゃいます。

何より獲れたシカ、イノシシなどはその命に敬意を表し、ありがたく頂戴するため丁寧に加工・処理を行うことを何よりの信条とされています。

昨日のお肉も全て美味しかった!

 

さて、猟友会の皆さんはほぼ毎週山に入ってシカ、イノシシを駆除するわけですから当然マダニに刺される機会も増えてしまいます。

そうするとまれに獣肉アレルギーを発症してしまうことがあることが知られています。

これはマダニが刺すときに分泌する物質「α-gal」に対するアレルギーことが分かっています。

頻回にマダニに刺されて何度も皮膚からα-galを注入されることで「経皮感作」が生じある日α-galに対する抗体が産生されてしまいます。

実は牛肉、豚肉、そして魚のカレイにもこの物質が含まれているため、これらの食品を食べて体内で分解され腸から血中に入ってくるとで蕁麻疹、腹痛、下痢などのアレルギー症状を呈することになっていきます。

せっかく山に入って美味しいお肉を獲ることができたのに食べられない、食べると体調が悪くなるというのはぜひ避けたいところです。

マダニによる獣肉アレルギーを予防する最善の方法はやはり「なるべくマダニに刺されないようにする」ことです。

そういえば猟友会の皆さんも徹底してマダニ対策をされています。しっかりと長袖、長ズボン、足元には脚絆を装着して特にこれからの暖かくなる時期に山に入る場合は虫よけスプレーもしていますね。

猟が終わった後で「マダニに刺された!」ということで私の方へ相談しに来た方はそういえば今まで一度もない気がします。

 

ちなみにα-galによる獣肉アレルギーかどうかということについては牛肉、豚肉、カレイを食べて数時間したら蕁麻疹、腹痛、下痢を生じる方はアヤシイ、ということになり診断の確定としてこれらの抗原に対する特異的IgE抗体を調べることができます(*今のところα-galそのものに対する検査は保険適用となっていません)。

そしてもし獣肉アレルギーが成立していた場合は当然これらの食事は避ける必要があります。その上で徹底してマダニに刺されないようにすれば数年という単位でα-gal抗体も減少、消失していくことが言われています。

やはり「原因が分かっていれば徹底的にそれを避ける」ということがどんな病気においても重要ということですね!

 

それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!

 

最近AIでマンガ作るのが面白くて、つい・・・(笑)

 

 

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