おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
汗や汚れが溜まって痒くなる
最近首周りや肘、膝裏など関節の曲がる部位が赤くなって痒い!という症状の方はいらっしゃいませんか?
気温が上がり、湿度も上がるとこういった関節の曲がる皮膚の軟らかい部位がやたらと痒くなります。
そして掻いているうちにどんどんひどくなってきて、特にお子さんなんかは傷だらけにしてしまい、浸出液が出るほど掻きむしるお子さんもいます。
原因はこういった部位は汗や汚れなんかが溜まりやすい部位であり、特にお肌のバリア機能が低下しているアトピー性皮膚炎の患者さんはこういった異物が皮膚から侵入して猛烈に痒くなってしまいます。
こういった梅雨から夏場にかけての湿疹・痒みに対してどのようにすればよいのでしょうか?
まずは当然生じている湿疹はステロイド外用剤などの抗炎症外用剤で皮膚局所の炎症を速やかに鎮静化する必要があります。
初期の湿疹であれば4~5日外用すれば症状は速やかに改善されます。
しかしそのままにしておくとまた汗などが溜まって痒くなる…ということを予防するため、
夏の間もこういったお肌の弱いところには保湿剤を使用して汗や汚れ、ホコリなどの侵入を防ぐようにしてください。
「夏でも保湿剤を塗るんですか?」とたまにご質問を頂きますが、保湿剤はお肌から水分の蒸発を防ぐことによってお肌のバリア機能を維持するためのお薬です。
お肌の弱い方は季節を通じて保湿剤を使用することで湿疹トラブルを未然に回避することが期待できます。
特にお子さんの場合は酷く掻き壊して浸出液が出るようになると、二次感染を起こしてトビヒ(伝染性膿痂疹)になりやすい傾向がありますので特に注意が必要です。
入浴時には泡立てた石鹸で優しく首や肘、膝裏などの汗・汚れが溜まりやすいところを洗うように心がけてみましょう。
その上で湿疹が生じやすい部位に保湿剤を予め塗ることで湿疹、痒みの予防につながるので特にお肌が弱いと感じているからは早速今日から実践してみてください!
それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!