【ニキビパッチは逆効果?】使い方を間違えると悪化する理由 | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』(アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など)

診療所日記ニキビパッチ

【ニキビパッチは逆効果?】使い方を間違えると悪化する理由

【ニキビパッチは逆効果?】使い方を間違えると悪化する理由

おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。

それでは本日の診療所日記をお届けいたします。

「毎日貼ってるのに治らないんです」というお悩み

診察の中で、ニキビパッチを愛用されている患者さんから、こんなお話をよく伺います。

「気になるところにずっとパッチを貼ってるんですけど、むしろ悪化してる気がして…」

実はニキビパッチ、使う場所やタイミングを間違えると、かえって悪化させてしまうことがあります。今日はその理由についてお話しします。

ニキビパッチの本来の役割

ニキビパッチの多くは、ハイドロコロイドという素材でできています。

これは傷口から出る浸出液を吸収しながら、外部の刺激やほこりから患部を保護する素材で、もともとは傷の治療(創傷被覆材)に使われてきたものです。

つまりニキビパッチが得意なのは、すでに膿が出きってしまって、炎症が治まった後の傷を治すことであって、ニキビそのものを治す薬ではありません。

悪化につながりやすい使い方

ここが誤解されやすいポイントなのですが、次のような使い方をすると、かえって症状を悪化させてしまうことがあります。

まだ膿が出ていない、しこりのような赤いニキビに貼ってしまう

炎症が皮膚の深い部分にとどまっている段階のニキビにパッチを貼ると、浸出液を吸収するどころか、内部に熱や炎症がこもりやすくなり、赤みや腫れが強くなってしまうことがあります。

同じ場所に何日も貼り続けてしまう

パッチは吸収できる浸出液の量に限りがあります。吸収しきれなくなった状態で貼り続けると、蒸れた状態が続き、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうことがあります。

パッチを貼ることで安心してしまい、根本的な治療が後回しになる

パッチで見た目が隠れることで「ケアできている」と感じてしまい、炎症を抑える塗り薬や飲み薬など、本来必要な治療のタイミングが遅れてしまうケースも見受けられます。

正しい使い方の目安

ニキビパッチが向いているのは、化膿した状態が治まった直後のニキビです。

このタイミングであれば、パッチは浸出液を吸収し、無意識に触ってしまうことも防いでくれるため、治りをサポートしてくれます。

一方で、赤く腫れて痛みを伴うような、まだしこりの状態にあるニキビには、パッチよりも炎症を抑える塗り薬や、必要に応じた内服治療の方が適しています。

まとめ

ニキビパッチは正しく使えば心強い味方ですが、すべてのニキビに万能というわけではありません

「貼っているのになかなか治らない」「むしろ広がっている気がする」という場合は、貼り方やタイミングを見直すサインかもしれません。

繰り返すニキビや、なかなか治らないニキビでお困りの方は、一度診察でニキビの状態を見せていただければと思います。

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それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!

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