おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
首周りにできる小さなイボ
「首に小さなイボができて見た目が気になる」
「首の小さなイボがだんだん大きくなってきて引っかかって痛いから何とかしてほしい」
このようなお悩みで受診される方がたびたびいらっしゃいます。
首周りのイボ。一般的にはアクロコルドンと言います。
足裏などにできるイボ(尋常性疣贅)はウイルスの感染によって生じるため周囲に感染することもあるですが、アクロコルドンはウイルスは関係ないため他人に移したり感染によって広がることはありません。
アクロコルドンが生じる原因として考えられているのは、衣服の襟などの摩擦による刺激が考えられています。なので首以外にもワキや足の付け根、男性では陰嚢の皮膚にも生じることがあります。
もちろんアクロコルドンができやすい人と全くできない人とはっきり分かれる傾向があるため、その人の持って生まれた肌質も大きな原因と考えられています。
そしてアクロコルドンができて困ることとしては「引っかかって痛い」ということ以外に「首元にイボがあると年齢よりも老けて見える」という見た目の問題もあります。
首周りのイボの治療法
痛みや見た目の問題となる首周りのイボ。
当院では液体窒素療法と炭酸ガスレーザーを使用した治療法を患者さんに提案させていただいています。
1:液体窒素療法
- 保険適用
- 液体窒素をイボに噴霧し軽いヤケドを起こすような形で治療していく
- 2週間に1回処置を行い数か月の通院が必要
- イボが取れた後の色素沈着が半年~1年以上残ることがある
2:炭酸ガスレーザーを使用した治療法
- 保険適用外
- レーザーでイボを焼灼して除去していく
- 1回の治療で除去できる。
- 術後に赤みが生じるが早いと2~3週間くらいで目立たなくなり色素沈着の発生も軽度
それぞれの治療に関する特徴はこのようになるのですが、正直なところ施術の回数、術後の傷の治り方、色素沈着の少なさから言って首周りのイボの治療は炭酸ガスレーザーを使用する方が圧倒的にメリットが多いです。
また首周りのイボの範囲、個数が多い場合は頻回に通院することになるため結局炭酸ガスレーザーを使用した治療よりも手出しの治療費が高くなってしまった、というパターンもよく見られます。
もちろん患者さんの意向を最大限に尊重して施術方法は決定していくのでレーザー治療を強要することは決してありませんのでご安心ください。ただ、イボによる痛みなどの悩みが取れた後で色素沈着による見た目の悩みを抱えることは皮膚を扱う我々皮膚科医としてはなるべく避けたいところではあります。
ご参考までに当院の炭酸ガスレーザーを用いた治療に関するHPのリンク先を記しておきますので興味ある方はご覧ください。
またレーザーを使用した治療を希望の方についてのご予約は当院予約サイトの「美容皮膚科枠」でのご予約をお願いいたします!
それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!