おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
なかなか治らない、むしろ悪くなるおでこのニキビ
ニキビの治療を始めたんだけど頬っぺたはどんどん良くなっていっているのに「おでこ」だけがなかなか治らない、むしろ年々悪くなっているという方をたまに見かけます。
その原因は「おでこに髪がかかっている」からということがほとんどです。
特に中高生の患者さんなど思春期においてはTゾーンにニキビが多く出てきます。髪が皮膚にあたるとなぜニキビができやすくなるかということについて詳細は分かっていませんが、髪の毛に含まれる脂の成分や、髪の毛の刺激そのものが毛穴を詰まらせるからではないかと考えられています。
またおでこにできてしまったニキビを隠そうとして前髪を下ろしてしまうということもよく見られます。できてしまったニキビをできるだけ隠して目立たないようにしたい!という気持ちはよくわかります!ですがニキビを隠してしまうこと自体はさらにニキビを悪化させる原因になるということを理解してください。おでこをしっかり出しておくことが最善のニキビ予防・治療になります。
ニキビは今現在の見た目で困るというのもありますが、化膿を繰り返すことによって将来的に最も困るのが…
「ニキビ痕、傷跡が消えなくなってしまう」ことです。
ニキビが化膿すると必ず赤み、傷跡が残ります。ごく軽度のものであっても消えるまで半年~1年くらいかかってしまうこともあります。
ニキビの原因は「毛穴のつまり」。化膿止めの塗り薬や飲み薬だけを使って治療することはニキビ痕を量産することになるだけでなく、化膿止めの効かない菌「耐性菌」を増やすだけになってしまいます。
そこでニキビ治療において重要なのが毛穴のつまりを常に除去して化膿したニキビができにくいお肌を維持すること、となります。
そこでベピオローション、ディフェリンゲル、エピデュオゲルといった毛穴のつまりを取るお薬を毎日継続して塗布する必要があります。これらのお薬は効果が表れるまで最低3カ月以上毎日継続して塗る必要があるだけでなく、使用を中止してしまうとまた毛穴のつまりが生じそれが化膿したニキビとなり、ニキビ痕の発生につながってしまいます。
塾、勉強、部活でなかなか通院ができないという方には「遠隔診療(オンライン診療)」による診察という手段もありますのでこういったサービスをぜひ有効に活用していただければと思います。
ニキビ痕が残ってしまった場合ではもちろんニキビ痕を薄くする美容皮膚科的な治療もありますが、特に凹んだ傷については完全に消すことは難しいため将来の良好なお肌を維持するための日々の肌投資として毛穴のつまりを取るお薬をなるべく継続してください!
それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!