おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
急いでいるからいつものお薬だけ欲しいんだけど
たまに「処方箋だけください」と窓口に来られる方がいらっしゃるのですが、直接の診察を行わず処方箋のみ処方することは違法行為となりもし行った場合はその医療機関に対して行政処分や刑事罰が下されることになります。
こちらは医師法第20条に下記のように記されています。
「医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。」
法律に関する文書を含め、国や関係各省庁が作成する文章ってなんでこんなにわかりにくいんですかねぇ・・・(;^ω^)
それはさておき、診察もせずに処方箋を発行することは法律によって厳密に規制されている行為です。
「いつもと体調は変わらない。皮膚の調子もいいから出してください!」と窓口で言っても、診察室に入り医師の診察を受けるという一連の行為を行わない限りは処方箋を発行することはできないことをご理解くださいませ。
受診に来られる患者さんは、数日前から予約をして、受付をして、待合で待っていただきます。ケガなどの救急対応を行っていたら予約時間を過ぎてもさらに待っていただくこともあります。そしてようやく診察室に入ったらちょっと会話してちょっと皮膚を見て数分で診察終了、という流れにストレスを感じられることは我々としても非常に共感できるところです。
私もいち患者として医療機関を受診するときは「待ち時間が長いな~。その間にもっと生産性のあることやりたいな~。」と常々感じています。
そのうえでやはり守るべきルールを守って運営しているからこればかりはしょうがないな、と自分の中で理解・納得しております。
現代の生活においては学校に行ったり、塾に行ったり、部活に行ったり、仕事に行ったり、家事をこなしたりなど多くのことをこなしていかなくてはいけません。そんな忙しい中でも自分の健康を守るために病院・クリニックを受診するということは非常に難易度の高い行動になってきているかもしれません。
そして忙しいから病院はいかなくてもいいか、と病院は後回し。それが長期間続くことで最終的には重篤な症状を引き起こしてしまい、最終的には体に不可逆的な損傷を残してしまうこともあります。
高血圧、不整脈を放置することで脳出血、脳梗塞、心筋梗塞といった重篤な疾患を生じることもあれば、皮膚科領域ではアトピー性皮膚炎を放置して皮膚が色素沈着したり、硬いウロコのような皮膚になったりします。またニキビにおいても炎症のコントロールがされていなければ最終的には消えないニキビ痕が将来的にずっと残ってしまいます。
そんな現代社会にあわせて今では遠隔診療(オンライン診療)についても解禁されています。
当院でももちろんオンライン診療システムを導入しています。どうしてもなかなか直接の受診が難しい、という方についてはご自身の健康を守るという意味でぜひ有効に活用していただきたいと考えています。
それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!