手足口病?それとも・・・? | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』(アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など)

診療所日記

手足口病?それとも・・・?

おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。

それでは本日の診療所日記をお届けいたします。

この時期のウイルス性発疹症「手足口病」

最近手足口病が流行っています。

その名の通りてのひら、足の裏、口の中、あとお尻やまれに膝、肘などにもポツポツした水疱が出るのが特徴です。

エンテロウイルス、コクサッキーウイルスと呼ばれるウイルスの感染によるもので、

いわゆる風邪症候群のなかのひとつであり、夏風邪の代表格と言っていいかもしれません。

これらのウイルスに対して効果的なお薬は無く、症状に対する対症療法を行っていくのが治療の基本となります。

発熱も下痢も無く水疱も枯れていれば登園、当校はして大丈夫とされていますが、便からのウイルス排出は1ヵ月ほど続くと言われているのでその間もしっかりと手洗いや便で汚れた衣服の消毒を心がけるようにしてください。

基本的に自然に治癒していくのですが発熱が何日も続いていたり、ぐったりして元気がない、呼びかけに反応しないというときは重症化しウイルスによる髄膜炎を併発している可能性があるので、すぐに小児科や夜間であれば夜間救急といった医療機関を受診するようにしてください。

 

ところで手足口病だけでなく水ぼうそうや帯状疱疹といったウイルスが原因の病気については、その症状は時間とともに変化していくため

ごく初期の状態では皮膚症状のみでははっきりとわからないことが往々にしてあります。

特にこの時期は汗疱(異汗性湿疹)という単に手足の汗腺が詰まって発疹がでる別の疾患もあるためなかなか鑑別が困難なことがあります。

水ぼうそうについてもごく初期の発疹で発疹の数が少なければは虫刺されとの鑑別もなかなか難しいものがあります。

ウイルス性発疹についてはその時点で有効な検査もなく(特定のウイルスや細菌に対する簡易検査キットを有している施設もあります)、典型的な発疹が生じてその時点で診断確定となるため、そういった場合はその時点での症状に対する対症療法を行ったうえで、数日経過をみていくという選択肢を選びます。

いずれにせよお子さん(場合によっては成人も)が発熱もなく元気にしていればまずは数日様子をみていきましょう。

そして手足口病を含めたウイルスやその他感染症による発疹の場合、小児科、皮膚科のどちらを受診したらいいの?と迷った場合は

発熱、下痢などの風邪症状があるようでしたら小児科・内科を、全身状態が良く皮膚の症状のみであれば皮膚科を受診してください。

しかし特定の小児のウイルス性発疹については、やはり小児を数多く診察しているベテラン小児科医の先生の診断力は素晴らしく、

そちらに関しては私は足元にも及ばないと感じることもあったりして…。

まだまだ経験と精進が必要だなぁと常々感じています(;^ω^)

 

それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!

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