おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
「この皮疹○○じゃないでしょうか?」
そう言われて受診される患者さんもしばしばいらっしゃいます。
多くの場合他の人にそういわれたとか、症状をググってみたら「○○かもしれません」との検索結果だったからというのがこれまでのパターンでした。
そしてつい先日「皮疹の画像を撮ってAIに聞いたら『帯状疱疹』かもしれませんと言われたので・・・」と受診される方がいらっしゃいました。
体とか顔とかに神経の走行に沿った発疹ならまだ診断はつきやすいし、医療従事者の方ならある程度診断は容易だと思いますが、
その発疹はまだ初期のごく一部にしか発生していない、専門学的用語でいうところの集簇性丘疹というモノでした。
いやまさに皮膚科専門医なら帯状疱疹を疑うだろうなという状態の発疹でして、AIがこの発疹から帯状疱疹を疑うとは・・・。
実際私の診断もほぼ間違いなく帯状疱疹ということで早速治療を開始。
AIによる的確な診断にビックリするとともに背中に一筋の汗が流れるのでありました。
たまたま、偶然だったのかもしれませんが、多くの方が同じような発疹をアップロードしてAIに聞いていると考えたら
そういった多くの画像情報やそれに伴う質問・疑問をAI側が学習し、それに見合った診断名を常に検討しているということも考えられます。
そしてもしOpenAIやgoogleの中で「人々は病気に関してAIにどのようなことを聞いているのか?」という情報を収集するチームが編成されていてAIドクターの開発を行おうとしていると考えたら・・・
まさにAIを使用している全世界の人間がAIに対して学習素材を提供しているためますます正確な診断を行えるようになってきそうですね!
我々としてもそういった世界に対応できるような医療従事者にならないといけないな~と常々考えているのであります。
それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!