おはようございます、よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です!
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
皮膚は超精密な装甲
昨日は県外に住んでいる高校時代からのの友人に福岡のガンプラショップ「SIDE-F」限定ガンプラの購入を頼まれ、
初めてららぽーと福岡まで行ってきました。
福津から往復2時間、気軽に頼んでくれるなよ・・・と思いつつもいつかは1/1νガンダムを見たかったのもあったので
午後休診を利用して行ってまいりました。
それにしても1/1νガンダム・・・
正直、とても感動いたしましたよ♪(私もちょいガノタです(;^ω^))
設定上はガンダリウム合金による装甲とされており、外部からの様々な攻撃に対処するような素材なのでしょう。
実は人間の皮膚も立派な装甲であり、その装甲内には非常に精密な免疫システムが備わっています。
皮膚の機能
皮膚は外部からの異物侵入を防ぎ、体内の臓器を守るための強力な壁としての役割が何よりの機能です。
皮膚が全くない状態だと皮内の臓器(骨、筋肉、内臓などなど)はあっという間に水分を失って乾いて機能不全になるということは
容易に想像できると思います。
さらに皮膚自体には超精密に作動する免疫システムが備わっています。
それは微細な遺物が侵入してもそれを排除するための免疫担当細胞が常に配備されているだけでなく、
繰り返し侵入してくる異物に対しては免疫担当細胞同士が連携し、
さらに強力な防衛システムを構築するシステムです。
精密すぎるがゆえに・・・
また皮膚疾患の多くは皮膚の免疫システムの失調、暴走によることまではわかっていましたが
皮膚疾患において皮膚免疫システムのどこが不調なのかが解明されるまでは技術的な問題から非常に長い月日を要し、
科学技術の進歩に伴い、本当にここ20年で劇的に解明され、多くの疾患について不調の原因が分かってきました。
皮膚疾患については実は2000種類以上の疾患があるのに、
治療薬は「ステロイド外用剤」くらいしかなかった、という時代から
今ではプロトピック軟膏®、コレクチム軟膏®、モイゼルト軟膏®、ブイタマー®などの外用剤だけでなく
デュピクセント®、ミチーガ®、イブグリース®をはじめとした「生物製剤」といった
各疾患ごとの免疫システムの暴走ポイントに直接作用するお薬が使用できるようになってきました。
しかし皮膚に備わった免疫システムは非常に精密かつ複雑なものであるため、まだまだ全てが解明されたわけではありません。
ですので今後もさらに研究が進み、手軽かつさらに我々の生活が改善される治療法が見つかることが期待されますね。
それでは本日も健やかな肌で素敵な一日を過ごしていきましょう!