水痘(水疱瘡:みずぼうそう)が流行っています。 | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』(アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など)

診療所日記

水痘(水疱瘡:みずぼうそう)が流行っています。

おはようございます、よしき皮膚科・形成外科院長の吉木です!

それでは今日の診療所日記をお届けいたします。

虫刺され?水ぼうそう?

実は昨年の夏から水ぼうそうの患者さんを定期的に診察しています。

最近は水ぼうそうに対するワクチンが定期接種となったおかげで発熱を伴った水ぼうそうはほとんど見ることがありません。

ただそのため夏の季節においては皮疹が少ない初期の水ぼうそうと虫刺されの鑑別が難しいということがしばしばあります。

さらに今年の冬は暖かったせいもあって冬場でもたまに虫刺されの患者さんもいたため水ぼうそうと虫刺刺されの鑑別に困ったと、いうこともありました。

水痘(水ぼうそう)、風疹、麻疹、帯状疱疹など発疹を伴うウイルス感染症の場合、感染してから数日しないと典型的な発疹を生じる事もないため、発熱も伴わず全身状態も良く、典型的な発疹が見られない場合はまず慌てず数日様子を見ることも大切です。

ワクチン接種は重要です!

水ぼうそうや最近も流行っているインフルエンザなどは感染力も強く、感染するとウイルスに感染された細胞を破壊するため発熱など免疫反応を起こします。

このウイルスに感染した際にあらかじめ体内で予行演習を行っておくことで効率よくウイルスを排除し、症状を早く改善させることが可能です。この予行演習こそが「ワクチン接種」です。

様々な感染症に対するワクチンが開発されるまで、人類の死亡原因の1位は「感染症」でした。ワクチンは多くの人類の命を救ってきた偉大なる発明品であることは間違いありません。

ワクチン接種はその感染症にかからないようにするのではなく、感染してもなるべく症状を早く改善させ重症化を防ぐためのものです。

またなぜ我々医療従事者が感染した人を隔離することに神経質になるのか?ということですが、医療機関においては様々な体調の不良を抱えた患者さんがいらっしゃいます。当然免疫状態が良くない方も多くいらっしゃいます。そんな中にインフルエンザや水ぼうそうに罹患している人が一人でもいたら、そこは集団感染の温床となってしまいます。また免疫状態の悪い人が感染症にかかると致命的な転機をたどることも可能性として十分考えられます。

そしてなにより公衆衛生という立場から見た場合、一気に集団感染した場合における社会的な損失(学校における教育機会の損失、会社における企業活動の停止)を防ぐということも重要です。

私は大丈夫!と考えず、しっかりとワクチンを接種し、体調が悪い場合は無理せず学校・仕事はお休みして安静を心がけてほしいのですが、現代においてはなかなかそれが難しいということも社会問題のひとつと言えるかもしれませんね。

 

それでは本日も健やかな肌で素敵な一日を過ごしていきましょう!

美容皮膚科はこちら(美容皮膚科)

Cosmetic Dermatology