おはようございます!よしき皮膚科・形成外科、院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
メチャクチャキレイなお肌に隠された秘密
先日美容皮膚科のカウンセリングで、すっぴんの状態でもメチャクチャお肌のキレイな方を診察しました!
カルテの実年齢とお肌を何度も見比べて「え?本当に○○歳??」というくらいお肌にハリがあって透明感がある方でそりゃあもうびっくりしましたよ。
もちろん美容皮膚科のカウンセリングに来られたということはご自身のお肌をさらに良くしたい!という強い想いがあってこそだと思いますし、そういった思いが行動となって受診されたのだと思います。やはりその行動力の積み重ねがその方の健やかなお肌の維持につながっているんだろうなぁ、とも感じました。
当然お肌のことについてご相談に来られたので、当院では肌画像診断装置(re-Beau)でその方のお肌の状態を詳細に分析するのですが、その画像を見てみるとやはり紫外線が原因とされるいわゆる「シミ」と考えられる所見は本当にごくわずかでした。
しかし!ハケで塗ったような均一で淡いシミがお顔全体、特におでこと頬にボヤーっと映っています・・・。
そこで頬部に生じているシミは肝斑と診断、それ以外の部位に生じているシミは摩擦による色素沈着と判断いたしました。
もちろん洗顔やメイク、クレンジングによる摩擦は肝斑を悪化させる因子のひとつです。
つまりご自身ではとても気を付けて洗顔をしていらっしゃったのだと思いますが、やはり数十年といった長い期間、本当にわずかな摩擦がお顔全体に淡い色素沈着を生じさせたものと推察されました。
じゃあどのような治療をおこなうのか?
まず第一に洗顔の時に今まで以上に触らない、擦らないというをちょっと意識するだけでそのシミは徐々に薄くなっていきます。
本当に正しい「泡洗顔」
さて、では本当に正しい洗顔の仕方はどうすればいいのか?
1:洗顔フォームをこぶし大くらいまで取る。
2:両手で泡を広げお顔に乗せる
3:特にメイクが残りやすい部位に先に泡を乗せてからお顔全体にあわをなじませる。
4:泡を置いたら優しくプレス
5;目、鼻、口周りなどは優しく指でクルクルする(擦らない!)
6:すすぎも残らないように優しく!ぬるつきが無くなったら完了。
7:抑えるようにしてやさしく水気をふき取り完了!
とにかく泡を押さえる!擦らない!を徹底しましょう。
原因に応じた適切なシミ治療
今回ご紹介したような肝斑、炎症後色素沈着といったシミの場合、施術で薄くするというよりも、本人さんの洗顔習慣を改善することがメインの治療となり、施術はあくまでそのシミの吸収を少しでも早くする補助的な役割となります。
このようにシミといってもその治療方針や要する期間などはシミそれぞれで全く異なってきます。なんでもかんでもレーザー当てたりIPLやったら薄くなるというものではありません。
逆に今回のような肝斑や色素沈着にいきなりレーザーやIPLを当てるとかえってシミ悪化の原因となるということは皮膚科専門の間では常識とされています。
いや~それにしてもシミに限らず皮膚科診断は本当におもしろいし奥が深いです。肌を直接見て、画像診断装置を使うことでシミの診断を正確に行うだけでなく、その方のスキンケア習慣、ひいては生活習慣までイメージすることができてしまうんです。
そういった患者さんの背景まで頭の中に浮かべて、その方それぞれに合った治療法を選択できるということが皮膚科専門医が美容皮膚科を行う最大のメリットだと思います。
つまりはその人に合った、その人だけのオーダーメイドの施術メニューが組み立てられるということです。
当院でもQスイッチルビーレーザー、PicoWay(ピコレーザー)、Nordlys(IPL)、ジェントルマックスプロプラスを使用した「レーザーフェイシャル」、エレクトロポレーション、シナール+トランサミン内服治療、さらにはPicoWayを使用した「ピコトーニング」などをシミの状態、深さ、分布に応じて使い分けるだけでなく、治療期間、ダウンタイムの有無など患者さんの希望に応じたまさに「あなただけのシミ治療」を提供しています。
シミに限らずお肌に関するお悩みはどんなことでもお気軽にご相談くださいね!
それでは今日も健やかな肌で素敵な1日を過ごしていきましょう!