おはようございます!よしき皮膚科・形成外科院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
ニキビが治ったので塗り薬塗るのやめて悪くなった時だけ塗ってました
これ、実はすごくよくあるパターンなんです。
ニキビの塗り薬って、こう思われがちなんですよね。
「悪くなったら塗る、治ったらやめる」
これがニキビがなかなか治らないという原因だったりします。
なぜかというと…
- ディフェリン、ベピオ、エピデュオなどの薬は、目に見えるニキビだけでなく、まだ見えていない毛穴の詰まりのタネにも働きかけています。
- そのタネは、肌の表面がキレイに見えている間も、実は毛穴の奥でコツコツ育っています(見えないだけで、ゼロにはなっていない)
- だから薬をやめると、しばらくしてから「あれ、また同じところに…」となりやすい
「良くなった=もう治療は終わり」ではなく「良くなった=薬がちゃんと効いている状態」と思ってください。
これ、専門的には維持療法と呼ばれていて、皮膚科の治療方針としてもきちんと位置づけられているやり方で、
現在のニキビ治療の基本にして王道です。
とはいえ、こう思う方もいらっしゃるかもしれません。
「治ってるのに、ずっと薬塗り続けるの面倒くさくない?」
正直、めちゃくちゃ分かります。正直私も自分のことなら絶対サボるタイプです。
なので、塗り続けるうえでの考え方を1つお伝えすると・・・
「ニキビ用」ではなく「毛穴の詰まりの予防用」として、スキンケアの一部だと考えてみましょう!
普段の化粧水、乳液、美容液と同じ流れでとらえてみるということです。
もちろん、ヒリヒリや皮むけがつらいときは、塗る回数を調整するなど工夫の余地もありますので、無理せず一度ご相談くださいね。
明日からできることは、シンプルにひとつだけです。
「今のキレイな肌を、これからも守るために塗る」という意識にちょっとだけ切り替えてみてください。
それでは本日も健やかな肌で素敵な一日を過ごしていきましょう!