イボの治療 ~尋常性疣贅~ | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』(アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など)

診療所日記

イボの治療 ~尋常性疣贅~

以前もイボの治療に関して書かせていただきましたが

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)というパピローマウイルスが原因のイボに関しては

「液体窒素療法」という、マイナス200度の液体をイボに当てて

ウイルスにやられた皮膚そのものを破壊して除去するという方法しか保険適応となっていません。

しかしこの治療、私も実際に受けたことがありますが

かなり痛いです。

しかもイボが取れるまで2週間おきに繰り返すので、特にお子さん方にとってはとても辛い処置です。

 

当院ではイボの冷凍治療に「クライオプロ」という液体窒素をスプレーで噴霧する器械を用いて処置を行っています。

これまでの綿棒に液体窒素を染み込ませてイボを凍らせる方法と違い

イボの部分を冷凍させてあまり皮膚の深い部分までを凍らせないことができるので

綿棒に比べて若干痛みが少なくすることができます。

その際に、少しでも気を紛らわせられれば、と思い

「ポケモンのれいとうビームだよ!」

と言って処置を行うことで頑張ってくれるお子さんもいます。

そんなときの私の頭の中をラクガキ漫画にしてみました。