おはようございます、よしき皮膚科・形成外科院長の吉木です!
それでは今日の診療所日記をお届けいたします。
*朝投稿していたつもりが移動中にスマホで書いていたので、電波の影響か何かで投稿されていなかったようでした・・・(´;ω;`)ウゥゥ
アレルギー検査してください
たまに診察に置いて「顔や体が痒いのでアレルギー検査のしてください」と仰って受診される方がいらっしゃいます。
もちろん必要と判断される方で治療方針を決める上で必要、と判断される場合には積極的に検査を行うのですが、
ほとんどの場合においてはアレルギー検査ほ必要としない事が多く、なぜ必要ないのかをご説明するようにしています。
皮膚科医として、皮膚免疫に携わる医師の1人としてなぜこんなにみなさんアレルギー検査を希望されるのか?と考えた方があるのですが
まず大きな原因としてテレビ(最近は皮肉の意味を込めてオールドメディアと言うみたいですが)がタレントなど有名人のアレルギー検査をして大げさに報じていたことや
医者の中でも「その症状はアレルギーだから採血しましょう」なんて、おそらく免疫のことを全く分かってない医者が検査代目的に安易に採血してた事が考えられます。
アレルギーって何?
そもそもアレルギーとは「細菌、ウイルス、ガン細胞など体に悪いことをしでかす要因から体を守るための免疫反応が過剰に生じてしまい、むしろ体に悪い症状・不快な症状を生じている状態」の事を言います。
そしてその免疫反応自体も5つに分類され、アレルギー反応として検査するならそれぞれに応じた検査が必要となります。
むやみにアレルギー検査をしても、目的がはっきりしていないと意味がない!
もし症状として「特定の季節、場所になると目が痒くなったり鼻水が出たり、呼吸が苦しくなる」という事であればI型免疫反応の暴走が考えられるので、考えられうる原因を想定して、採血による原因の特定が可能です。
しかし皮膚が痒くてそれが「湿疹・皮膚炎」によるものであれば、その原因はI型免疫反応ではないので、採血を行って原因を調べようとすることは
エンジンがかからなくなった車に対してフロントガラスの検査をするようなものです!
「あ、フロントガラスは問題ないですよ~」って言われても「こっちはエンジンがかからない原因を調べて欲しいんじゃ!」ってことになりますよね(笑)
なので!
まずは臨床症状をしっかり診察し、どこに原因があるのかをしっかりと見極めることが大切であり、
またそれが検査によりハッキリさせないといけない場合以外、むやみやたらに検査することは全く治療方針を決めるうえで役に立たない、という事なんです。
もし今後、クリニックを受診して診察を受けた際に
「あ、これはアレルギーですね。検査しましょう」
なんて言われた場合は「何に対するアレルギーを調べるんですか?そして何型のアレルギー反応を調べるんですか?」
と聞いてみてください。
それに対して「××に対する〇型のアレルギー反応を調べます」といったキチンとした答えをしてくれるお医者さんをかかりつけにすることをおススメいたします!
それでは本日も健やかな肌で素敵な一日を過ごしていきましょう!
・・・って本日ももうすぐ終わってしまうんですんが(´;ω;`)ウッ…