先月末くらいからリンゴ病の患者さんが増えています。
夏風邪の一種で例年7月がピークとされているのですが今年はちょっと早めに感染が拡大しているようです。
当院で見かけた患者さんは全て小児の患者さんでした。
ほっぺた、うで、あしに特徴的な「赤み」が出るので診断は比較的容易です。
このような特徴的な赤みが出ている時点ですでに感染力はほとんどないため基本的には様子観察やかゆみなどに対する対症療法のみで問題ないとされています。
しかしリンゴ病はお子さんだけでなく成人も感染する事があります。
成人はお子さんと比べていわゆる風邪様の症状が強く出やすい事
また妊婦さんは特に気をつけておく必要があり、感染するとおなかの中の赤ちゃんが産まれないこともあるとされています。
完全な予防法はありませんが手洗い・うがいの励行と、特に妊婦さんはリンゴ病が流行している幼稚園・保育園・学校にはなるべく控えたほうが良いでしょう。