おはようございます!よしき皮膚科・形成外科院長の吉木です。
それでは本日の診療所日記をお届けいたします。
お顔にたくさんあるシミ治療はピコレーザーとIPLどちらがいい?
先日、診察室で「顔全体にシミがたくさんあるんですけど、どんな治療法が私には合ってますか?」というご相談をいただきました。こういうお悩み、実は結構多いんです。
広範囲のシミ治療でよく比較されるのが、ピコレーザーとIPL。この二つ、実は狙い方がまったく違います。
ピコレーザーは「点で狙う」タイプ
気になるシミにピンポイントで照射して、しっかり効果を出すのが得意です。ただし出力を上げてしっかり狙うので、照射した部位に黒いかさぶたができて、それが取れるまでに1~2週間ほどかかります。
1ヵ月に1回程度の治療で3回ほど受けていただくことで効果の実感が期待できます。
IPLは「面で整える」タイプ
広い範囲にやさしく光を当てて、じわじわとシミを薄くしていく方法です。1回の刺激は穏やかなのでダウンタイムもほとんどありません。シミに反応すると小さな黒い点々が浮いてきますが、それは数日で取れていきます。なので日常生活への影響は少なめ。ただし、その分1回で劇的に変わるというより、数か月かけて通っていただきながら少しずつ全体のお肌のトーン改善を行っていくイメージです。
どっちを選べばいいの?
やはり気になるのが施術後のダウンタイム(かさぶたが取れるまでの期間)なのではないでしょうか?
なので結論を申し上げると・・・
- 休みが取りやすい・多少のダウンタイムはOKという方 → ピコレーザーがおすすめ
- 仕事や予定があって、ゆっくり時間をかけたいという方 → IPLがおすすめ
どちらが「正解」ということはなく、ご自身の生活リズムに合わせて選ぶのが一番です。
それから、シミだと思っていたら実は「肝斑(かんぱん)」という別モノが混ざっているケースもあります。肝斑に対してピコレーザーや、場合によってはIPLによる治療を行ってもかえって色が濃くなってしまうことがあります。なので自己判断せず、まずは診察でしっかり見極めさせてください。
明日からできることは、まず「私はダウンタイムどれくらい取れるかな?」と考えてみてください。それだけで、診察室での相談がぐっとスムーズになりますよ。
それでは本日も健やかな肌で素敵な一日を過ごしていきましょう!