シミの治療 | 福岡県福津市の『よしき皮膚科・形成外科』(アトピー性皮膚炎・巻き爪の治療、美容脱毛など)

美容皮膚科
シミの治療

シミには大きく分けて6つに分けられます。
①老人性色素斑
②脂漏性角化症
③後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
④雀卵斑(そばかす)
⑤肝斑
⑥炎症後色素沈着

またそれぞれで推奨される治療法が異なることと、様々なシミが合併していることも多いため全て同じ治療で薄くなることもありません。

当院ではシミの治療に関しては患者さんのお顔にあるシミをしっかりと診察したうえで適切な治療法をご提案させていただきます。
またそれぞれのシミに対応できるよう治療器械を各種ご用意しております。

夏季の間もシミに関するご相談はお受けしておりますが6月~9月までの紫外線の強い時期に「Qスイッチ付きルビーレーザー」や「Qスイッチ付きYAGレーザー」を使用したシミ治療はお肌に強い負担をかける恐れがあるため原則施術を行っておりません。

こんな症状に心当たりありませんか?

  • シミが気になる
  • ホクロとは違うイボがたくさん出てきたようだ
  • 首周りの小さなイボが気になる
  • これって本当にただのシミなの?他のできものじゃないか心配だ。

一口にシミ、イボと言っても様々な種類がありそれぞれで治療法が違ってきます。
またシミ、ホクロと思っていたものが実は全く別のできものだったり場合によっては悪性のできものということもあるため皮膚科専門医のいる医療機関でシミ治療を受けることをお勧めいたします。

《注意点》
以下の患者さんにはレーザー治療、光治療は行えませんのでご注意ください。
・前癌病変、悪性腫瘍、またはその疑いのある方。
・出血性疾患を有している方、抗凝固剤を内服中の方、ペースメーカーを装着されている方
・治療部位に「金の糸」などの金属が入っている方。
・リウマチの既往のある方、金製剤の服用歴がある方
・肌色、白色の刺青を入れている方
・糖尿病、膠原病など傷の治りが悪い方
・蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などで治療部位に皮膚疾患がある方
・日焼けをしている方、もしくは治療後日焼けをする可能性のある方
・妊娠中、授乳中の方
・その他レーザー治療、光治療を受けることによる合併症を生じると考えられる方。

治療内容・施術方針

シミに対する治療にレーザーなどの器械を使用する場合は初回の診察時に施術日をご予約いただいてからの施術という流れになります。
初回の施術日に「Re-View」というシミ用画像診断器械でさらに詳細にシミの状態を解析します。
施術の方法やお値段、施術後の経過などは各治療器械の説明欄に記載してありますのでご参照ください。
*6月~8月までの紫外線の強い時期にQスイッチ付きルビーレーザーやQスイッチ付きYAGレーザーを使用したシミ治療はお肌に強い負担をかける恐れがあるため原則施術を行っておりません。

  1. 老人性色素斑
    主に壮年期以降に現れる代表的なシミの一つです。治療としてはQスイッチレーザーによる治療が効果的です。
    広範囲に多発するものに対してはまずIPL光治療器による治療を数回行い、残った反応の悪い部分をQスイッチレーザーで薄くする方法が効率よく治療できます。
    その他にもハイドロキノンクリーム、レチノイン酸クリームを使用した外用剤による治療も行うことができます。

    【治療機械】
    Qスイッチ付きルビーレーザー / Qスイッチ付きYAGレーザー / ハイドロキノンクリーム
  2. 脂漏性角化症
    皮膚の加齢によって発生する盛り上がったイボ状のできもので、その見た目から「シミぼくろ」などとも呼ばれます。炭酸ガスレーザーを用いて削り取る治療を行うとほぼ1回で除去することが可能です。
    術後は擦り傷の状態になるので軟膏による傷の治療が必要となります。
    皮膚に傷を作ることになるため「強くこすらない」といった炎症後色素沈着対策が必ず必要となります。
    レーザー治療以外にも液体窒素療法による治療(保険適用)も可能ですがその場合は1~2週間おきに通院する必要があるのと炎症後色素沈着が強く出やすいというデメリットがあります。

    【治療機械】
    炭酸ガスレーザー / Qスイッチ付きルビーレーザー / クライオスプレー
  3. 後天性真皮メラノサイトーシス
    皮膚の深いところにシミの原因となる色素が存在している状態です。
    そのため皮膚の深い場所にレーザー光を伝える必要があるのでQスイッチレーザーによる治療を行います。
    レーザー照射後すぐにシミが薄くなるのではなく、破壊された色素が徐々に吸収されるのを待つことになるので3~6カ月ごとの治療が必要です。
    また通常のレーザー治療よりも出力の高いレーザー光を照射するため術後軽度の出血を生じることがあります。

    【治療機械】
    Qスイッチ付きルビーレーザー / Qスイッチ付きYAGレーザー
  4. そばかす
    そばかすは10代から両頬と鼻の上にかけて目立ってくるシミの一つです。
    IPL光治療器を用いた治療を行うことで大半のそばかすは薄くなっていきます。
    IPL光治療器で反応が薄い部分に対してはQスイッチレーザーを使用することで治療効果を上げることができます。

    【治療機械】
    IPL / Qスイッチ付きルビーレーザー / Qスイッチ付きYAGレーザー / ハイドロキノンクリーム
  5. 肝斑
    肝斑の原因はクレンジング・洗顔などによる「過度の摩擦」つまりは不適切なスキンケアが一番の原因と考えられています。
    肝斑の治療で最も重要なことは「顔をこすらない」ことです。
    生じてしまった肝斑を薄くする方法としては徹底してこすらないことに併せて、内服薬(トラネキサム酸+ビタミンC)、ハイドロキノンクリームという美白剤の外用が基本となります。
    それ以外の治療法としては上記のトラネキサム酸+ビタミンCをエレクトロポレーションやメソガンを用いて皮膚の内部に直接浸透させる方法を基本としてQスイッチYAGレーザーを用いたレーザートーニングを併用すると効果的です。

    【治療機械】
    エレクトロポレーション / メソガンU225 / Qスイッチ付きYAGレーザー / ハイドロキノンクリーム
  6. 炎症後色素沈着
    長期間続いた湿疹病変、擦り傷などの怪我の部位、虫刺されの後など「炎症」が生じた部位に生じる一過性の色素沈着です。
    肝斑も特殊な状況による炎症後色素沈着と言えます。
    通常は「こすらない」「刺激を与えない」という適切なケアを徹底することで自然に吸収されていきます(お顔で半年~1年。体~上下肢で1年~3年)。
    しかし長期間なかなか吸収されないものや早期に吸収させたい場合にはQスイッチYAGレーザーを用いたレーザートーニングが最も有効とされています。
    その他にはハイドロキノンクリーム、レチノイン酸クリームの外用やビタミンC+トラネキサム酸の内服もあります。

    【治療機械】
    エレクトロポレーション / メソガンU225 / Qスイッチ付きYAGレーザー / ハイドロキノンクリーム

その他の皮膚疾患について

診察の流れ
よくある質問