開業してからちょっとびっくりしたことがあります。

シラミでお困りの患者さんが結構多いのです。

昨年1年間で10人弱のシラミ患者さんを診察しました。

いまここでなぜシラミについて書いているかというと、

先月からシラミ患者さんが急増しているからです。

実は先月の終わりから今日にかけてすでに10人程度のシラミ患者さんを診察しました。

ペースとしては昨年1年間トータルのシラミ患者さんをここ1カ月で診察したことになります。

 

シラミは大きく分けて3つに分類されます。

アタマジラミ・・・頭髪に生息

コロモジラミ・・・衣服に生息

ケジラミ・・・陰毛に生息

私がここ数日で診察した患者さんは全てアタマジラミの患者さんです。

年齢的には幼児から小学生まで、ある特定の施設で集団発生というものではなく、

殆ど全て個別に発生している状態でした。

 

シラミの治療は処方箋で出すお薬ではなく「スミスリンシャンプー」や「スミスリンパウダー」といった殺虫剤を使用します。

併せてシラミ除去専用の特殊な目の詰まったくしを使用して毛に付着した虫卵やシラミ本体自体を除去すると効果的です。

 

シラミは卵から2週間程度で孵化するためシラミに感染した本人はしっかりと2週間は殺虫成分の入ったシャンプーを使用しましょう。

 

同居の家族にもうつさないためには・・・

 

寝具を洗濯する前に60度以上のお湯で5分間処理したり温風乾燥機で処理する

 

こまめに掃除機をかける

 

ことを心がけましょう。

 

やたらと頭が痒がっていて頭髪の根元近くに1㎜程度の白いツブツブが付着していた場合アタマジラミの可能性があります。

もし「シラミなのか、シラミの卵なのか、それともその他別のものなのかわからない・・・。」

といった場合は我々皮膚科医にとっての聴診器、「ダーモスコピー」で観察してみるとすぐにわかります。

むやみに恐れるのではなく心配な時はまず皮膚科を受診してください。